2002 FIFA World Cup TM
スウェーデン VS セネガル 観戦記
2002/06/16
大分スポーツ公園スタジアム(ビッグアイ)
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一部の画像はクリックすると別ウインドウで拡大(1024pix)します。
2002 FIFA ワールドカップ KOREA-JAPAN ワールドカップ観戦記
今回のワールドカップは日韓同時開催、日本が決勝トーナメントに残ったり、と言う事で、今までに無くマスコミも大きく取り上げ日本中が盛り上がっている。
今回 私の応援する
日本、ドイツ、スウェ-デンが順調に決勝トーナメントへ進んだ。
(ドイツ、スウェーデンチームは宮崎市で
キャンプを行いました。 )
ワールドカップのチケットなんて絶対取れないよ〜 と あきらめて 観に行く事なんて考えて無かったけど・・
スウェーデンの決勝トーナメントの券をネットの知人から譲ってもらう事になり、急遽出かけて来ました。その際のレポです。
ワールドカップ観戦出発前日
知人とは別府で合流する事にする、実はこの日合うのが初めての方(~~;)
別府までは、往復10,000円の割引企画チケットのある日豊線の特急「にちりん号」を利用することにした。
当日、指定席は満席で自由席の為、早めに駅へ、幸い始発駅につき、自由席は座れ、乗車率も10%って感じであった。
楽勝ジャン!と たかをくくってたら・・・。次の駅でドドド〜と乗車(~_~;) ほぼ満席状態。
延岡駅では早くも120%程の乗車となった。
臼杵辺りでは満員通勤電車並になり 乗車して来た観光のおばさん達がいつもと違う光景に
何事か?と驚いていた様。
高城(たかじょう)という駅が今回試合の行われる「
大分スポーツ公園スタジアム(ビッグアイ)」の最寄の駅であり、ここからシャトルバスに乗るのが一番近い気もするが、何故か皆さんは降りない。
大分で降りるのであろう。
この駅で降りたのは10名もいたであろうか?ワールドカップに向けて改札口を増設したり、いろいろ改築をやったとの事であったが、あれくらいなら何も必要無かったかも・・ 警備をする関係者の方達も肩透かし食らった様で暇そうであった。
大分で大部分の方は下車 満員通勤電車状態から一変、いつもの?ガラガラの車内となる。
10分程で別府駅着、知人と合流、早々チケットの受け渡し(現地付近でやるとダフ屋さんに見られるから(~~;)
シャトルバスに乗り現地へ向かう、待ち時間も無く快適そのもの。
道中いろいろその方と話をする、なんでも今回のワールトカップ観戦は4戦目とか、次の日本−トルコ戦(宮城県)へも行くらしい。スゴイ。
会場までのシャトルバスは別府よりすぐ大分道(高速道)へ乗り会場最寄のインターチェンジ迄走った、この最寄のインターチェンジはここのインターへは一般車は入れない様に交通規制を行っている様で、知らずに入って来た車を機動隊が本線へ誘導していた。
シャトルバス降り場着、会場には大きな熱気球があがっている。
スタジアムまで公園の中を歩く、スタジアム含めかなり大きな公園となっており、出来たてなので実に綺麗である、しかしこの歩く区間は結構ある。距離にして500m位であろうか・・
ワクワクしている時はそれ程苦にもならないが、帰りは結構遠く感じるだろうな・・と思いながら歩く。
ビッグアイスタジアム前のゲート着。
ビニール袋が配られ、金属類を入れる。ゲート通過。金属探知機で体の周辺をチェックされる。
バックも中身を係りの方が手探りでチェックをする。このバックのチェックを見てて思ったのだが、私のデイバックの5つあるポケットの内メインの大きいトコしかみて無かった。小さい方に凶器いれてても全くスルーパスだなぁ・・・と
比較的入場時間も早く空いている時間帯でこれでは、混雑時はもっと簡略化するんだろうな・・ま 形式的なものと理解。
中身を見ずに手探りで行うのはプライバシーへの配慮なのだろうか?
ゲートを通過すると、いよいよスタジアム入り口、チケットの色により入場口が異なる、我々は北ゲートで緑、そこから入場、前回大会で横行した偽チケット、ダフ行為等の防止策として、当初本人確認もある為、身分証明書が必要なふれこみであったが、これはなし。性別のチェックすらやってないみたい。
ゲートを通過しいよいよスタジアムの中へ。昼飯が未だだったので、購入、
コンビニおにぎり1ヶとペットボトル1本で400円也 恐ろしい程高い(_ _) 観客席へ行く通路で再度チケットのチェックを受ける、またココでペットボトルは紙コップへすべて移し変える。(投げ込み防止の為であろう) 席を確認、座り おにぎりをほうばる、椅子にカップホルダーが無いのでとても不便。
曇りかなと思っていたら予想外にピーカン、突き刺さる様な日差しでジリジリと汗が・・暫く座っていたら体中汗、こりゃ辛い、試合開始迄日陰のある上に移動する事にする。こういう時はビールが飲みたいものであるが、
ワールドカップでは試合開始90分前からの販売開始とかで未だ販売していない。しかも購入は1人1回一杯と限定迄している。(なんでも酔っ払っての暴動防止策みたい)一周探検に回ってみようかと思ったが、ゲート毎に仕切られているので、ダメ、Goods販売のところで公式パンフレット2000円と、スポーツタオル1500円を買う。そうこうしている間にビール解禁(~~)
ビールを買い、皆さん同様、コンクリに座り込み持ちこんだジャガリコを食べながら行き来する人間をウォッチ、思ったほど外国の方が少ない。最上部は日陰で、風かかなり抜けるのでとても涼しく快適。
年のころ70位であろうか、結構年をとった方が全身スウェーデン国旗をあしらった服をまとってらっしゃる外国の方(スウェーデンの方でしょう)、これがかなり絵になってました。
やはり日本とは歴史が違うんだなぁ・・と 実感。
スタジアムの方から時折歓声が聞こえてきだしたので座席へ戻る。
客席もほぼ満席に近くなっているが、それでも時折まとまって空いてる席もある。
バイロム社の抱えていた海外販売分なんだろうな・・と。
しかし 妙な格好をしているヤツもいる・・・
私の後ろの人は 侍姿・・・ 何処に隠し持って入って来たのだろう・・
プラスチックのおもちゃの刀を二本差していたら、即警備の人がやって来て何かモメテいた。 その後どうなったかは知らない。
浴衣姿の女性も何名か見かけた、これはきっと国際映像写り狙いだろうな・・
おっと、むこうの方から大歓声が、と思ったら
ウェーブの発生である。
初めて観た体験したが、その人の波が来る様はかなりの感動もの、来た来た・・タイミングを見計らい一同椅子から立って手を上げ歓声を、座ると波は向こうへ向かって行く、丁度正面の報道席の部分は客席がくびれているので波は小さくなるが、その後再度巨大化、そしてこちらへ向かって来る。何度か繰り返す内にいよいよゲーム開始のアナウンスが・・・
黄色いFIFAのフラッグを抱えた子供たちが正面から入場して来る、いつもテレビで目にしたこの光景が目の前で周りの大歓声と共に繰り広げられている、その中に今いる事にあらためて
感動した!
選手入場、国歌斉唱、と進み、いよいよ試合開始。キックオフと共にいたるところからフラッシュがたかれる、これも実に綺麗だ、まあ何でこの昼間にフラッシュ?(まあ夜でも到達しないその距離で何でフラッシュ?)ではありますが、必ずフラッシュの光る使い捨てカメラとかでしょうね。
試合内容は省略。
丁度我々の目の前にセネガルから来ているサポーターが陣取り、艶やかな民族衣装っぽい服でアフリカ特有のリズムを終始打楽器で奏でており、
ワールドカップなんだな〜と実感。
試合は1:1で延長 最終的には セネガルのゴールデンゴール(Jリーグで言うところのVゴール)での幕切れ。
とてもいい試合だった。
スウェ−デンチームはゴールと共にその場に倒れ・・いつまでも起きあがらない。
セネガルチームはアフリカ独特のノリ、いつもの踊りで体中で喜びを表現している。
後でネット等を観ると、この試合はこの大会で、この時点では一番良いゲームであったっとの評価が多い。
(その後行われた 韓国-イタリアがベストゲームかも知れないが・・)
そういうゲームをライブでサポーター、観客と共に応援を含め、楽しめたのは幸せだったのかも知れない。
おそらくもう生きている間には国内での開催はないでしょうし・・・。
セネガルは 2点取ったカマラ、 11のディウフ 等 とにかく動きが早い、凄い、あの
ジタンのいる優勝候補の一角であったフランスを破ったと言うのも十分納得出来る。
しかし立派なスタジアムであった、
ビッグアイの採算は今後どのようにするんだろうか・・聞くところによると
年間の施設維持費約三億円から使用料収入を差し引くと計
約二億五千万円赤らしい。これ
今後税金でまかなうんですよね・・・ん・・・ゼネコンの為に作った様にしか思えないのは私だけではないだろうな・・。(余計なお世話かな・・)
帰りのシャトルバスは 大分、別府、とあったが、私は近くの大分を避け、一本上りにある別府行きへ乗車した。
これが正解であった。別府駅では特急電車、自由席へ乗車した人は私も含め余裕で全員座れた、別府駅の次が大分駅で、電車が大分駅へ着くと予想通り凄い人が乗り込んで来て、まさしく
通勤ラッシュ並の乗車率となった。
この通勤ラッシュ状態は
宮崎駅まで続いた。
もし大分から乗車していたら3時間程立ちっぱなしだったと思うと、我ながら別府駅からの乗車はナイス判断であったと思った。
かくして私の FIFAワールドカップ観戦は 終わったのであった。
あと50年位は 日本でのワールドカップを見る機会はないだろうな・・(一生の内にはもう無いとでも表現した方が良いかな)そういう意味でも貴重な体験でした。
観戦券をお譲り頂いた、関東のMa.....さんに感謝します。
今回の2002FIFAワールドカップのテーマ曲
バンゲリスのアンセム(賛歌)を購入しました(~_~;) なかなか良い。
■ チーム情報→
日本 スウェ-デン セネガル ドイツ FIFAオフィシャルマッチレポート(セネガル-スウェーデン)
〔2003年6月追記〕
大分総合競技場所有者の大分県は8日までに、命名権(ネーミングライツ)を売却する検討を始めたそうだ。
赤字はやはり年間
二億五千万円以上出ているとの事。
東京では2002年東京スタジアムを運営する都の第三セクターが食品会社〔味の素〕と五年間12億円で〔味の素スタジアム〕に名称変更する事で合意、これに大分県も着目したらしいが・・
J1トリニータの試合(2002年度実績59日)以外さして目立つ行事もない、したがって露出する機会も無い、PRとしての意味では企業もあまり魅力を感じないのではなかろうか。