ひむか神話街道に思う。



太陽「ひむか神話街道全線開通」 総延長300Km ・・

 
2003/6/7 上記地元新聞の見出しを見て 名前は聞いていたが新しいバイパス道でも出来たのかなと・・
300Km凄いな〜そんな工事してたっけ?と よくよく調べたら、トンネルとその周辺整備された林道だけが新規。 あとは既存の道路 これら国道等を一部整備 広域観光ルート「ひむか神話街道」と“位置付け”呼ぶようになった様です。平成6年着工 314億円とか・・

実は このたび開通したトンネル(南郷村の中山トンネル2485m幅員8.0m)は周辺道路が狭く大型バスも通れないのです。(拡張計画も現在無いとか・・)
 いくら最近の個人マイカー需要を見込んだとしてもこれでは観光ルートとしては今ひとつなのでは・・
大型バスが通れないようであれば企画ものパッケージツアーも入り辛いだろうし、中途半端な気がする。
投資はトンネル(含む周辺)の60億円含めた小規模なものなのかぁ・・。
あ・・もっと県に国に道路を整備するお金があったらなぁ と。

大型バスが通行できない区間椎葉村←→西都市間椎葉村大河内と同村下福良を結ぶふるさと林道“中山夜狩内線” 中山トンネル中山地区側から国道388につながる道路幅員3.4mしかない。
南郷村鬼神野から西都市への道も道幅がない。
また同街道の一部、国道388号などには道幅が狭く、大型バスでなくても離合できない場所は少なくない。
 道路の情報は 宮崎日日新聞より引用した。
 (普通車の幅は1.7m。幅員3.4mと言う事は普通車も離合不可能と理解して良いと思います)

広域観光ルート「ひむか神話街道」となり、知名度がこれから上がれば、それだけ車の量は増えることが予想されます、このままで終わらず、さらなる道路整備を望みます。

ただ・・、果たして道路を拡張整備したとしてもそれに見合って継続して観光客を見込める(地元にお金が落ちる)魅力が周辺に現在あるかどうかという一抹の不安もありますし、道路を整備すれば周辺は素通り・・単なるバイパスとなる可能性だってあるのも否めない事実。 

椎葉村では1996年 五ヶ瀬町と椎葉村を結ぶ国見トンネルが開通し、観光客の入りこみ数は増えど、宿泊数は伸び悩んでいると言うデーターがあるそうです。
体験型宿泊(ツーリズム)等含め、滞在型への施設等、いろいろ県市町村企業含め総合的検討課題がまだまだありそうな感じがします。
幸いここへ来て*構造改革特区神話・伝説のふるさとツーリズム特区」として国の認定を受け、周辺二十市町村で宿泊施設の一部規制緩和等の追い風もあります。

街道沿いの市町村の方は大いに期待している事と思います。これをきっかけに少しづつでも観光客が増え,地元が活性化してくれるとよいのですが・・蓋をあけてみれば静かな山里/村/町の道路に車だけ増え、環境破壊が進み、お金は落ちない道路の維持保守費はかさむ・・そんな事にだけは絶対ならないようにしてもらいたいと思います。

恥ずかしながら当方、椎葉村鶴富屋敷、高千穂周辺、西都原古墳群、位しか今まで訪れた事がないので、これを機会にゆっくり各所へ出かけて いにしえの歴史を勉強してこようと思っております。
その際はまた別途、Webで紹介します。

神話 って、はっきり言って 若者含め今ひとつ幅広い年齢層を引きつける魅力に乏しい気がします。
それだからこそ 美味く企画仕掛けしないと今までの国道をネーミング位置付けしただけでは誰もこないと思うのです。

県は1,500万円もの事業費をかけ宮崎県のWebPageに「ひむか神話街道on the web」 を作成動画配信を開始した、(→WebPage)。今の時代当然このようなWebページは必要と思いますが、Webを見る人はそれなりにあらかじめ興味を抱き検索し来る人であり、また、年齢層も限られます、やはり きっかけ作り、ある意味発掘?と言う面では兎にも角にもまずはTV/雑誌等のメディアによる仕掛けではなかろうか・・と思います。

 (本文おわり)

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*構造改革特区「神話・伝説のふるさとツーリズム特区」関連 参考→ 政府広報pdf 
中山トンネルの位置 緯度経度 (ほぼ合ってると思いますが下記は参考程度に)
 N32,26,52 E131,13,35 ←→ N32,25,35 E131,14,11

No.156(2003/06/11記載) - ひむか神話街道に思う -

太陽
追記 2003/07/11■ひむか神話街道全国PRへ 
県は7月下旬、俳優の辰巳琢郎さんをモデルにした新聞広告を全国紙や九州、山口の各県紙に掲載する。
7月10日、高千穂町の天岩戸神社で広告用の写真撮影があった。
 (辰巳琢郎さん起用は きっと 放映されたNHKドラマ女神の恋の流れですなぁ(^^)

追記 2003/07/26■
上記は 本日地元新聞に 全国地域情報発信推進協議会 というので掲載されておりました。紙面半面モノクロ、今ひとつインパクトに欠けるかなぁという第一印象。カラーで掲載して欲しかった。予算の都合もあるのでしょうね。全国紙にも掲載されているのかな・・。

追記 2003/08/11■
国土交通省は9日観光を生かした地域作りなどをテーマに地方自治体やNPOが協力して重点推進プランを作成し、そこに盛り込まれた道路整備等を支援する新制度を2004年度に創設する方針を決めたそうだ。
事業推進費として来年度50億円を概算要求に盛り込む予定。

追記 2003/09/14■
走ってきました。 
ひむか神話街道 山々が綺麗ひむか神話街道 こんな感じの道路が続く

林道を走るのが好きな私的には 山々の景色も素晴らしく、道自体の印象は かなり良かったです。
ただ、 まだ一部改善工事区間(ダート部分)等も部分的に数百メートルありました。
道は狭く、神経使います、やはり この部分ではかなりストレスがたまりました。

これで大丈夫なのかな?と 思う 随所にある きり通しの 崖、のり面の仕上げ具合も気になるところ。
大雨の影響でしょうか、実際 こぶし大の落石も一部結構路面にありました。
(路肩の方ではありますが・・なんせ狭い道なので注意が必要)下左画像参照
ひむか神話街道 のりめんからの落石がひむか神話街道 一ヶ所ある東屋 

ガードレール無いところも結構あります、落ちたら 300m位はほぼ垂直落下しそうです。

景色は 素晴らしいです。 夕方はお薦め、夕陽に浮かんだ 連なる山々はまさに 神話のふるさと宮崎 と言う風景でした。 (ただ 見張らせるポイントは ある一部分に限られてはおりますが・・)

ひむか神話街道 トンネル付近だけ二車線
道中気付いた事としては、2-3時間程走って 休憩ポイント (トイレ)が無いのが 女性には辛いかなぁと思いました。
林道途中 東屋っぽい休憩ポイントがありますが、そこにはトイレはありません。トイレは管理面等で非常に難しい面もあるかとは思いますが、観光街道を目的とするならば、各林道でそれぞれ一ヶ所は欲しい。 これは 早急に改善すべきだと思いました。 
今や観光は女性をターゲットにすべきなのですから・・


-追記-

2003/12/01 宮崎日日新聞朝刊折込に ひむか神話街道探訪記 という 見応え十分 A4サイズ-50ページの素晴らしいガイドブックが入っておりました。 宮崎県民でも知らない事だらけです・・興味深々見入りました。前回はあいにく福岡からの帰り、時間の都合で通過するだけでしたが、次回はこれを参考にいろいろなところを探訪したいと思います。 素晴らしい企画をありがとうございます>宮崎日日新聞社さん

2003/12/19  神話街道改良を 観光議連が知事に要望
 県議会の超党派議員でつくる観光振興議員連盟(川添睦身会長、43人)は18日、安藤知事に「ひむか神話街道」の道路改良促進などを求める要望書を提出した。同連盟は「来年度予算に反映してほしい」としている。
 要望事項は 神話街道(椎葉村下福良―西都市)の大型バス通行のための改良工事
 県は現在、神話街道の改良に着手しているが、川添会長は「改良しなければいけない区間140キロある。すべての改良を終えるのは相当な時間と予算を必要とするので、まずは可能な限り離合個所を増やしてほしい」と求めた。  安藤知事は「改良の必要性は十分認識している」と回答。



2004/01/09  情報 NHK朝の連続テレビ小説の舞台に宮崎県が選ばれました。

2004/01/25  ひむか神話街道もっと整備を 〜南郷村で県観光審議会
 -PR誌へ詳細記述訴え-
「ひむか神話街道」の観光振興を話し合う県観光審議会は24日、審議員12人が出席して南郷村役場で開催。
審議員の岩切道郎 宮崎交通副社長 は「街道の道路整備は終わっていない。実態を認識する事が活用の第一歩だ」と述べた。その上で、県が作成したPRマップについて「バスが通れない」などははっきりと記載されてない。こんな地図を作っていたらかえって(街道)の評判を落としかねない」と訴えた。

 同街道は昨年6月に全線開通。沿線市町村に残る神話や伝統芸能、豊かな自然を道でつなぎ、広域的な観光への取り組みを可能にすると期待は大きい。一方で、道路に対する県外観光客の不満もあがっており、地域振興を目指す沿線住民からも道路整備を要望する声が出ている。-宮崎日日新聞より一部引用-

「ひむか神話街道」全線開通以来、道路の状況を告知すべきだと私もこのページを通じ、訴えてきました。
予めそういうものだと情報を得ていれば、観光客の不満とて最小限に抑えられるのではないでしょうか。
PRだけ先走りすぎて、空回り、かえって評判を落とす事にだけはならない様にしてもらいたいものです。

当宮崎を紹介するページ「PhotoMiyazaki宮崎観光写真」のアクセス詳細を見ると痛烈に感じますが、高千穂峡を紹介するページが群を抜いてアクセスが多い。
全国的に見れば宮崎と言えば高千穂という印象なのでしょう。
残念ながら 今は熊本からのアクセスの方が良い高千穂・・
大くの方が 阿蘇観光も兼ねて熊本側から高千穂へいらしているだろう。

ひむか神話街道の企画自体はとても良いと思う。
もっと道を整備してこそ、この企画自体がはじめて生きる事となるのでしょう。

宮崎市から高千穂までバイパスや高速道が通る時代を夢見て・・この文は終わる。 

ひむか神話街道道路交通規制情報

ところで ひむか神話街道の街道は がいどうと読むのだろうか? かいどうと読むのだろうか?
宮崎県の観光サイトのひむか神話街道を紹介したページのアドレスwww.kanko-miyazaki.jp/kaido/
を見る限りではかいどうにも見えるし・・でもがいどうのような気もするし・・(ん・・悩む)

宮崎ロゴ 当サイト内 関連ページ PHOTO MIYAZAKI 宮崎観光写真集
 ひむか神話街道沿い(少し離れたところ含)の 名所 史跡 民族文化等  
高千穂天岩戸神社高千穂神社くしふる神社国見ヶ丘高千穂峡高千穂神楽西都原古墳群銀鏡神楽阿波岐原 みそぎ池江田神社小戸神社宮崎神宮青島神社鵜戸神宮潮嶽神社霧島峰神社東霧島神社狭野神社霧島東神社高千穂峰日向神話神々の系図

- この記事は当サイト 「独り言掲示板(その後ひむかブログへ移行)」 より抜粋、
ひむか神話街道に関する情報を加筆したものです -


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-  2007より書き始めた最新版は ひむかブログ2 -

作成 MORIMORI